宇都宮ブリッツェンの栗村監督がご自身のWeblogでこんなことを書いてますね。
あんまり、中級グレードを勧めるような文章を書くと怒られてしまいそうですが、何を言いたいかというと、「自転車にスポーツとして取り組みたいけどお金がかかってしまって…」という方に対しては、「なにも最高級グレードじゃなくても十分な性能を備えてるんですよ」ということを伝えたいのです。
(下記より引用。)
http://blog.osamukurimura.jp/blog/2010/08/post_12a3.html
もうずいぶん昔になるのですが、1997年のTP03(グライダーの雑誌です。)に丸伊満さんが似たようなことを書いてました。
AIRWORKS ←TP03の記事です、瀬尾さんから直接買えるようです。
- 「機体を持つよりも自分を磨け」
- 「・・むしろ、人が目もくれない格納庫の片隅の「旧式」のグライダーを捜すほうが賢い。」
- 「MARUI個人的には、皆さんが普通毛嫌いするJANTAR STDのコストパフォーマンスに着目したい。JANTARをばかにするな。」
JANTAR STDとは、社会主義国だった頃のポーランド製のスタンダードクラスのグライダーです。僕は乗ったことないけれど、まぁ日本ではあまりいいこという人は少ないですね。性能は十分です。
最初に行ったオーストラリアで予約していたグライダーがこれだったんですが、腕を見てASTIR CS77にレベルを下げられて内心ほっとした覚えがあります。
ヤンターは↓。PZL-Bielsko SZD-48 Jantar standard 2。
SZD-48 Jantar Standard 2/3 - Wikipedia
まぁ、1970年代のレース用のグライダーは東西問わず扱いにくくてちょっと乗るのがコワイ機体ばかりだと思います。Libelleも最初とてもおっかなびっくり乗ってましたし。ASW20も似たようなもので。
グライダーの世界はパフォーマンスを金で買うことができる世界で、どうしても機材の性能を追求する風潮が強いですね。だから上の言葉がとても響きました。・・ただ当時日本にはそのヤンターも手に入らない世界でもあったんですけどね。でも日本にあるヤンターはあまり飛んでいなかったとも覚えています。
今飛んでいるのは1機かな?。大利根飛行場にあります。もう1機小山にあったと思うのですが今どうしているでしょう?。
当時、関東でSATAが定期的に講演会を行ってました。そこでのギャップが面白くて(笑)。丸伊さん含めSATAのインストラクター達はそういったスタンダードクラス以上の競技用機を前提に講演を進めるのですが、講演を聴きにきている人のいったいどれくらいが日常使用しているグライダーがそのレベルなんだろう・・って。Ka6やASK23、ASTIR、JUNIORなどを使っている人が結構いたと思います。それをグループに分かれたときに指摘したのですが、三佐殿にスルーされてしまった覚えがあります(笑)。
まぁ自転車でたとえ100万円つぎ込んでも僕の今のパフォーマンスではそんなに早いスピードで走ることはできないので、今の機材で十分ですね。ちなみにいいほうの機材はLOOKですけれど、最下級グレードですね(笑)。たぶん今買ったら105で組んでもらっていると思います。・・今日の練習会はTREK1200+105でした。アルミは気を使わなくていいですね。特にこのTREK1200はパイプの肉厚が厚そうなので何やっても壊れなさそうです。
・・まあ、どこの世界も日本は似たようなものなのですね。というか、日本人ってこういうキャラクターなんでしょうね。