ジャレド・ダイアモンド「昨日までの世界」読み終わりました

1月初めに上巻を読み終わって、下巻に突入してからやっぱり2ヶ月強、ようやく読み終わりました。
下巻は、危険にたいする対応・宗教・言葉(多くの言語話す事)・食と健康について論じられています。上巻のヘビーな内容(自他の境い目・紛争解決・戦争・子育て・高齢者)に比べるとすこし楽でしたが、それでも十分(笑)。
特に、危険に対する対応は、前章にあったものと密接に絡んでいて読み応えがありました。これを読んだあとに、ヴァン・デル・ポストとかのアフリカものを読むとまた違ったものが見えてくるかもしれませんね。
著者が繰り返し言うのは、『「昨日までの世界」から得られる学びは、現代社会を何でもかんでも非難するものではなく、現代社会への感謝の念をも教えてくれる。』ということ。
自分のいる集落を出たら命の保証がないとか、頻繁にある死亡率の高い戦争とか、姥捨てとか、間引きとか、あっさりと伝染性疾患とかで死んでしまうとか、明日食べるものの心配をしなければいけないとか・・そんな世界いやですよね。

昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来

昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来

つぎは・・「銃・病原菌・鉄」かな?。