Wave dayでした

朝起きると曇っています。
でも回りは明るい。
下宿の上にある雲が動かないんですね。

西風が吹いていて、西側の風上側にある山の上に傘状に張り付き、盛り上がった雲があります。でも、西風は強くなくちょっとそよ風気味に感じられます。

典型的なウェーブの日です。
ウェーブとは、風上側の障害物によって発生する空気の上下の波動のことです。
通常、風の向きに直角にある連続した山岳等により発生します。
北日本関東平野に突き出した栃木県西部の山脈から何箇所かの切れ目はありますが、ほぼ青森県まで南北に山脈が連続します。これに冬型の気圧配置になると北西〜西風が卓越します。日本はウェーブの出やすい国なのです。

下宿の上に発生した雲はウエーブの波の山に沿って発生したローター雲と呼ばれている雲で、他の雲に比べていつもそこに居座っているような印象があります。
空気の波動の盛り上がりの下に出来る空気が回転している層に出来る雲です。
中は大荒れです。

反対にウェーブの谷の部分には雲が出来ません。フェーンギャップといいます。必ず晴れます。
フェーンギャップの箇所は、上層の強風が地表近くまで降りてくることがあり強い風を伴うことがあります。

なんでウェーブの説明をしたかというと、今日自転車で御霊櫃峠へ行ったら大変だったのです。

12時頃、のんびりと下宿を出発。西へ。郡山の街中はローター雲の下で風も強くなく結構快適。でも日が差さないから少し肌寒い。
しばらく走っていると東北道が見えてきました。ここら辺から晴れ始めます。そうです、フェーンギャップに出てきました。
・・・強ーい向かい風に遭遇。こぐの止めたらバックしそう。下ハンドル持って急な坂道登っている感じです。きつーい。木の幹から揺れている。軽く15mは吹いてそう。
たまに下り坂があるんだけれど、こがないと減速してしまいます。まるで上り坂。
郡山の町の上にあるのがウェーブの1波目だから、あとは山すそまでずーっとこれが続きます。

御霊櫃峠の入り口までの20kmでもうくたくた。
でも、上りたくて来たんだから上りました。ずーっと30Tx25T。
山道は九十九折れだから、木々が風を避けてくれるから楽なんです。
でも、上りきりました。さむーい。
峠から見ると、郡山の上とその先に2列のローター雲が見えました。だれかウェーブに乗って飛んできた人いるのかなぁ。

峠は風強いからそそくさとUターン。ダウンヒル
ダウンヒルも寒ーい。でも前の車に追いついたり駆け下りる。

帰りはA組になった気分で40km/h巡航。微妙な下り+真艫な風で速くなった気分。
3時前に帰着。
2+30 56kmでした。

Waveがわかった時点で遠出はあきらめてましたので、・・でももう少し遠くまで行きたいなぁ。