20が飛びました。

昨日20が飛びました。10年ぶりくらいだそうです。
下和田さんから7月中旬に耐空検査を行う旨連絡があって、お手伝いにゆくことを約束していたのですが・・いろいろトラブルがあって先週末にずれ込んでいました。
台風とかきてヒヤヒヤしていたのですが(関宿はすぐに水没する)、無事空振ってくれて。

土曜日は最終の仕上げで、ブレーキのリザーブタンクの交換(ということはフールドも交換)と配線が未完了とのことでその作業を。
蒜山から機体の面倒を見てくれた中滝さんも来関していて、着いた時、丁度ブレーキフールドを入れ始めたところで、点滴のボトルを持つ係を。新品のブレーキローターなんて初めて見ました。
そのあと機体の配線のやりかえと、新しいバッテリーケースの組み付け。一つづつ仕様を確認して、楽な方に日寄ろうとするのをそれとな〜く修正したり。

途中から加藤さんも来関。まあご近所ですし。本職の電気屋さんですので難しそうな半田付けをお願いしたり。
家から工具類を持ち出したのですが、電池を使うものはみんなアウト。使っていない歴何年だろう・・。

3時ごろにはなんとか形になって、中滝さんに書類を見せて頂きました。いろいろとめんどくさいリクエストを一つづつこなして頂いて・・感謝です。なんでもこの日は関宿にお泊まりとのこと。なんかワイルド。




翌日、9時に滑走路に着いたら、20のトレーラーだけ開いていて・・え?って感じ。今日は多分8時間くらい飛べるし(ただし体力があれば)、と思うのですが・・。
機体を組んで・・組むのが一仕事で、結局組む方はやってしまいました。
メインピン自体はちゃんと合わせれば素直に入ったので、あとは慣れの問題だけですね。
操縦系統のリンケージとか、水平尾翼の固定ボルトとかオプションのTNが全部入っていてなかなかびっくりでした。
機体を組み終わった頃にブリーフィングがありそこにも参加。なんか知らない人ばかりで時の流れを感じます。だいたいブリーフィング自体昔なかったから、それについても時代を感じました。
その後耐空検査員の佐藤さんが来関されて、飛ばすことになって18側に移動。
さすがに1回目飛ぶときは、パイロットもナーバスだったと思うのですがこちらも感傷的になっていて、中滝さんに動画の撮影をお願いしたり・・、GOODな動画をありがとうございました。
翼端投げてからしゃがんているのは「飛べ〜」と意味もなく念を送っているつもり(笑)。

2回飛ばして撤収でした。飛ばしてからグランドハンドリング用具を撤収して、トレーラーを開けて日陰で休憩。トレーラーの中は結構涼しい。
そうこうしていたら、滑走音が聞こえて、あわてて回収へ。
無事おわりました。


とてもほっとしています。昔置いてきてしまったものを、置いてきてしまったのはそれなりの理由があるのだけれど、でも置いてきてしまったことをとても後悔しているものを助け出してくれて・・本当に感謝しています。
本当はこれでお別れのつもりで行っていたのですが、なんかそんなに簡単には許してくれなさそうな感じです。とりあえず整備士のライセンスを書き換えなきゃ。
僕は飛ばないけれど、機体を維持することについてはお手伝いを続けようと思っています。

中滝さんのワークショップ↓ もとはFRPの成形屋さんです。
ワークショップナカタキ