山のお天気

山の天気は平地と一緒ではないですね。わかってはいるけれど、そんな日でした。
この3連休、おそらく飛べそうなのは8日の土曜日の1日だけ、なので宿泊も曖昧なまま宿舎をアテにして行きました。
15人くらい集まっていて士気は高くどんどん準備します。あっという間に飛ばせる全機が出発点で点検を終え索点もおわり天候の回復を待つばかり。
僕はといえば、目的のアステアが耐空検査前の整備に入り始めたので(VHF無線機搭載とか作業が多い)なんとなく一人だけテンション低め。
よくなるまで、と数人が刈り払い機とオーレックをもって遊歩道ぞいの萱薄刈り。遊歩道から飛行場が見渡せられるようになりました。
そうしているうちに来たから雨雲襲来、急いで撤収で濡れずにはすみましたが本日はお昼を食べて終了となりました。
その後、アステアにVHF無線機を着ける作業をする上原さんのお手伝いと僕自身はアステアのギアダウンウォーニングが鳴らない問題の解決でアステアをいじっていました。
アステアは2年生の終わりにドナドナされてしまい、最後の頃はそのための作業をする大学OBの羽鳥さんのお手伝いをしたぐらいでしたので、ここまで開けていろいろはしたことなかったので興味津々。
僕もそうだったけれど、配線はおよそホームセンターで入手できるエーモンの赤黒コードとギボシ端子でやってあって、寸法がいい加減で突っ張ったり余ったり。なつかしー。自分の過去を見ているようで恥ずかしいところもあり、全部買い直してやり直せるならやり直したい気分。
対して水畑さんのハーネスはプロ仕様。ちゃんと長さが測定され、必要なところに必要な分岐と適切な締結がしてあってその両者が混在する配線はなかなかオツです。
計器板のサイドバネルを片方外して、あーだこーだしながら先にギアダウンウォーニングの問題解決を。
一つは機器裏のコネクター脱落。配線がタイトで引っ張られている感じでした。でも繋げても鳴らない?なぜ?、配線辿っていったら動力線が抜けていました。でもここは抜かないと抜けないので「前は鳴ったよ?」の前っていつ?って言う疑問が・・。
無事鳴りました。一応動作試験、ジャッキアップしてギアアップしてダイブ開けるとちゃんと鳴ります。とりあえず解決?でもコネクターがすぐ抜けそうです。(しくみはわかりました。)
そのあと、配線作業。
ハーネスを後ろまで通して、マイクとスピーカに接続し、動力線との間にブレーカを入れてターミナルでハーネスと結線、PTTは切り替えスイッチを入れてHFのPTTの間に挿入、というのが作業指示。
ハーネスを通すべきところに通してマイクとスピーカのところまで持っていきます。
マイクとの接続について水畑さんのリクエストは半田付け+シュリンクで仕上げて欲しい、スピーカはコネクター入れて結線。
スピーカを切り欠きから配線入れて、そこからマイクへの配線を出してスピーカは床板に打ってあるネジ穴を使ってネジで固定。半田付けは上原さんが始めていました。(僕は苦手)
次にPTTと電源の検討。計器板に穴を開けなければいけないのだけれど、計器がついている状態で工作はしたくないので場所を再検討。一番したの四角いパンチングメタルに目がいきました。
多分DittelのFSG60か何かがつく用の四角穴にパンチングメタルが入っていて、HFのスピーカのようなのですが、怪しいビニールテープが。外してみたらビニールテープを両側で一巻きさせて素のスピーカーを止めていました。
ここにブレーカ2つとスイッチを入れて、スピーカは奥に逃してという姑息な手を企画、板金部品を調達するために作業台へ、それとパンチングメタルの加工。
マイクの配線が終わり、板金部品とパンチングの加工が終わって、パンチングにスイッチ類をつけて計器盤に仮止めしたところでいい時間となりお開きとなりました。
こわしみずに寄りおでんをご馳走になり、門間新田の宿舎に寄って宿泊キャンセルをお詫びして帰宅。連休初日なので高速はガラガラ、3時間半切っていました。
不思議な日でした。

おまけ:30日のウインチ小屋先の薙鎌神社の御柱祭の時に使う長法被です。