ようやくかてぃんくんを聴いてこれました

娘とサントリーホールへパシフィックフィルハーモニア東京の定期演奏会を聴きにいってきました。
彼女の目的は生オケでホルスト惑星を聴くこと。僕は角野隼斗さん(かてぃんくん)のピアノを聴きにゆくことです。
だいぶ前に惑星惑星言う子に「こんな公演あるよ」と言って行く行く〜と言われた後二度見してその前のプログラムのソリストが角野隼斗であることに気がつき「僕もゆくわ」となりました。中学の頃以来の親子デートになりました。
平日です。僕は出張にならないように気をつけてスケジューリングして当日無事定時上がり。そのまま溜池山王へ。途中のドトールでお茶している子供を確認して僕はアークヒルズ内のレストラン街へ。
6時過ぎに合流してホールに入りました。


2階席の奥の列の前の方・・前のブロックはS席です。
プログラムは
アデス:ピアノとオーケストラのための協奏曲(日本初演
ホルスト組曲「惑星」Op.32
かてぃんくんはコロナ直前に奇跡的に(たぶん)取れた武蔵ホールの2020年3月の追加公演が中止になって以来縁がなく、その後のメジャー化によりいよいよソロコンサートのチケットは取れなくなり、僕も真面目に求めなくなり今日に至ります。
あの時は多分一推しだったので何が何でもって感じだったけれど、今はピアニストは北村くんの方が推しだし、とりあえず伏線を回収しなくてはって感じでした。
ステージに登場した角野さんはひょろっとしていて風が吹けば飛んでいってしまう感じの、どちらかというと操り人形チックは感じで登場。
第1楽章はオケの勢いに抑制が効かずピアノの音を拾うのが大変なくらいの大音響。(そういう楽譜だったらごめんなさい。)時間がたつに連れてオケにも抑制が効き始め落ち着いた感じになり、角野さんの好きそうな曲でした。
ただ、そうなってからもトランペットのベルが黒丸で音がこっちに向かって発射されます・・。すこし強烈。総じて管の元気のよいオケでした。
曲が終わって1階席の前から10列くらいはスタンディングオベーションで総立ち。
ソリストアンコールは(たぶん)ガーシュインの角野編曲と思われます。これはとてもよかった。
角野さん、松田くんのように余った手足をぶんぶんさせながら体を揺らして楽しそうに演奏します。楽しそう!。こちらも楽しかったです。
隣の夫婦?のだんなさんが「かてぃん」「かてぃん」と連発し、あまりどう言うコンサートかを理解していないらしくオケはかてぃんくんのおまけと思っているフシがあるように思われたり、次の曲をプログラムで見て「これにかてぃんは演るのか」と言っていたり・・。間違えなくクラッシックを知らない層を巻き込んでいるようです。

休憩のあとは惑星です。このオケなら元気がいいからいいかも、なんでも飯森範親プロデュースのプロジェクションマッピングをお楽しみくださいとのことで照明と映像が加わるようです。ちゃんとオルガンと合唱団もいます。
演奏はよかったんですが・・そのプロジェクターやモーター類の発するうーんっていう低音が休符の静寂を邪魔します。それが少し残念。(ふつうに聴かせてくれればよいのに、と思いました。)
なんかくたびれちゃって、帰りの電車は座った途端爆睡していました。

かてぃんくんの効果かな?若い人が目立つ会場でした。特に若い男の子が多かったかな?ペアでない男女のグループも多かった気がします。