いまさら気がついたこと・・ラーンキとコチシュのシューベルト

いまさらなんですが、最初に聞いたラーンキのシューベルトピアノソナタD960と、コチシュのそれと違う・・。第1楽章がコチシュの方がずっと長くてラーンキにないフレーズがある・・、で、うちに嫁さんの楽譜があったので聴き比べてみました。
・・何のことはない、最初の繰り返しをラーンキがしていない(笑)。だから、1回目の最後にある繰り返しの前のフレーズ(2回目の時は弾かない)を弾いていないのです。きっと冗漫すぎると思って省略しちゃったんでしょうか?。なんでだろう・・。
僕はこの、ラーンキの演奏が好きで、ことあるごとに聞いています。シューベルトの最後のソナタは、よく暗く沈むようだ、と言われているみたいですけれど、この録音を聴く限りは、シューベルトは死の直前まで自分が死ぬなんてこれっぽっちも考えていなかったのか、それともそんなことは些細なことで、お話ししたいことを話すのが楽しくてしょうがなかったのか・・、まあ、そんなことすらどちらでもいいのですけれどね。
最後、この曲の終わりを聴くと・・もう少し聴いていたいから終わらないで・・といつも思います。