- 作者: セルゲイ・セルゲーエヴィチプロコフィエフ,サブリナエレオノーラ,豊田菜穂子
- 出版社/メーカー: 群像社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
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革命のロシアを離れ、アメリカに亡命するためシベリア鉄道を東へ行き、海を渡って日本へ行く徒然に書いたと、解説に書かれていますが、・・祖国を離れて知らない土地へ行く不安感というのか、喪失感というのか・・、そういったちょっと普通でない心の不安定さを感じる文章でした。作曲家は結局ソビエト連邦となった祖国へ戻るのですが、それを示唆するような印象の物語もありとても興味深く読みました。
この本を読み始めてから、夜中の地震があったり、後ろから衝突されたり、仕事上でひとりぼっち感を感じる出来事があったり、僕の身の回りもまるで物語に引き込まれるように少しネガティブな日常になってしまったりしていましたが、・・立ち直れたかな?。
この作曲家、Weblogがその当時にあったらそれこそ毎日更新しているんだろうな?Twitterにはまっているだろうな、と思いつつ、日記の部分を結構繰り返して読んでいたりします。
この小説を、わざわざ僕のような見も知らぬ人の「ヒントを下さい!」なんていうReplyにTwitterできちんと答えて下さった、ヴァイオリニストの庄司紗矢香さんに感謝します。