ル・ポン国際音楽祭

この週末から始まりました。ル・ポン国際音楽祭。昨日会社をほぼ定時で引けて赤穂まで最初のコンサートを聴きに行ってきました。
福崎から赤穂までは播胆道〜山陽道経由で会社から会場までほぼ1時間。着くか不安だったけれど余裕で着きました。駐車場が判りにくかっただけ(笑)。>もうすこしちゃんとweb siteとかで駐車場の事を掲載してくれないと、1時間2本しか電車がないところでやるのに「交響交通機関を〜」はないよね。
赤穂市文化会館ハーモニーホールという所が会場だったのですが、とてもいい会場でした。
演目は、
モーツァルト ピアノ三重奏曲6番ハ長調 K.548
シェーンベルク 「浄められた夜」作品4(ピアノ三重奏版)
シューベルト 弦楽五重奏曲ハ長調作品163 D.956

モーツァルトは、とりあえず耳慣し・・相変わらず空気になじむのが遅い耳です。
シェーンベルグで、樫本大進の登場だったのですが、僕はピアノとチェロに惹かれました。エリック・ル・サージュのピアノ、僕はこのピアニスト初めてだったのですが・・表情があって、弦の弱音のときも邪魔しないで寄り添うし、ピアノが出るべきところはバン!と出てくるしとてもよかった。大柄な人で、ピアノの椅子を一番高くして、余った左足を時折ぶらぶらさせたり、松田怜くんを思い出すピアニストでした。
もう今日は、久しぶりの長距離運転だし、ごちそうさま、もういいや・・、とか思っていたのですが、次のシューベルトはもっとよかった(笑)。
チェロ2人という楽器構成もよかったし・・チェロがちゃんとパート分けされていて、深みがある音楽でした。演奏というよりも、曲がよかったのかなぁ。シューベルトの、番号からいって多分最晩年の曲だと思うのですが、・・あと数ヶ月後に死んでしまうのに、どうしてそんなに思索的でかつ明るいのかなぁ。ピアノソナタD960でもそう思ったけれど、この人死ぬ瞬間まで自分が死ぬ事なんて眼中になかったのかもしれないなぁ。


そして、今日はチケット取れなかったので、関連コンサートを2つ聴いてきました。
一つは赤穂中央病院でパイプオルガン。
もう一つはプリコンサート。
パイプオルガンは11時から。
パイプオルガンはちょっと珍しい作曲家の曲が中心で、とてもおもしろかった。病院のホールに作り付けのパイプオルガンがあるのですが、そのロビーを「シュバイツァーホール」銘打っていました。


オルガニストは荒井牧子さん
パイプオルガンって、音が回りますよね。1つの音を色々なパイプをつかって合成音で表現するからかな?。

お昼は、赤穂は牡蛎が名物らしいからカキフライ(笑)。まだ生ガキにチャレンジする時期じゃないよね。

かましま

食べログ かましま



午後1時半から、プリコンサート。樫本大進がちょっと顔見せでクライスラーをさらっと弾いて去って行きました。
それから、子供達のアンサンブルだったのですが、ちょっと泣けちゃったりして。
最後のヴァイオリンとピアノが・・・殴り合いでした(笑)。
Vn 中村太地
   http://ameblo.jp/daichi-nakamura/entry-12087743127.html
Pf 岩崎洵奈
   Le Point International Music Festival 2015 | 岩崎洵奈オフィシャルブログ「Junna Times」
で、モーツァルトのK.301とベートーベンの「春」だったのですが、特に春は殴り合い。
多分どちらも売り出し中のソリストのようだから、特にピアニストがアンサンブル慣れしてない感じでした。
で、出てくるし、Vnの息を聴いていない気が・・。え、カシオーリと比べるなって・・ごもっとも。
特に強烈だったのは、「春」第2楽章冒頭の入りでの先制パンチ(笑)。ヴァイオリニストが対応出来なかったら危うい所で。Vnがなんなくこなしたからすごかったけれどね。
スリリングで合奏としては怪しい所もあったけれど、面白かった。
もう一回出て来た時に、久しぶりに立って拍手しちゃいました。

次は火曜日の赤穂なのですが、仕事が終わるか?神のみぞ知る(笑)。