転んじゃいました。
なんでもない道路で・・。何というか、昔オジさん達はなんでこんな何でもない所で突然落車するのだろうと不思議に思っていたのですが・・するんですね。自分がオジさんになって実感。イタい。
転んだのは福崎の街中の交差点。左折のサインを出した途端バランスを崩して右にこけました。なんとか受け身を取れたと思ったのですがそこら中から出血。
手、肘、膝、肩・・主要な骨は大丈夫そう、出血をなんとかしなきゃ、と大汗。サドルバッグからパッド類を出して・・7割頭になっていて上手く出来なかったり。
とりあえず心を落ち着けて、指の出血をなんとか処置して、肘とか膝は衣服に任せて自転車を見て、車輪回る、振れ無し、ブレーキOK、ディレイラーOK、クランク・ペダルOK、サドルOK、ハンドル、曲がってる?シフターをとりあえず真っ直ぐにして、・・走れそうだったので、ゆっくり走って帰宅。
ティッシュとゴミ袋とタオルを持って風呂へ。
傷口洗って、体も洗って、心を落ち着けて・・肘が結構深いなぁ、まあ何とかなるか?、体を拭いて、傷口の水気を取って、防水パッドとラップで処置。
ウェア類を洗濯機に放り込んで洗濯。なぜかあまり切れていない・・。そういえばこのTREKの赤ジャージは最初に鎖骨折った時に着ていたな(笑)。お気に入りのジャージだったのでまだ結構頻繁に着ていたけれど・・。
でも、久しぶりの自転車は筋肉落ちてつらかったけれど楽しかった。転んだのは別にして。
↓こんな銀杏の紅葉見れたし、播州の山々もとてもきれいですね。
泣き言とやっちゃった報告のためにお嫁さんに電話。
やっぱり携帯の直電話は良くないことを早く伝えるための手段になりつつあるようですね。
だって、長話だったらSkypeでいいし、メールやメッセージは相手を縛らないし、ね。
生来の痛みに鈍感な奴なので、とりあえずじっとしていればそんなにヒドくないので、食卓に座ってじっとしている・・PCも見ない(笑)。なぜなら指が痛いのでキーボードがキツい(笑)。特に人差し指と中指っていっぱい使うしね。どっちも指先がジーンとしている。
本当は午後お掃除して夕方から京都へ演奏会を聴きに行くつもりだったのですが、掃除はツライのでパス。お昼ご飯をなんとかご飯炊いて食べて、じーっとしていました。
夕方、演奏会へ・・。
あっちこっち痛いのでふらりふらりと。躊躇なく空いている席に座って京都まで新快速。
お夕飯は丸太町のカレー屋さんで。
- ジャンル:欧風カレー
- 住所: 京都市中京区丸太町西洞院西入横鍛冶町113-1
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:毎週末外食リアル豚)
- をぐるなびで見る |
そしてまた、ふらりふらりとカフェ・モンタージュへ。
Cafe MONTAGE
千々岩英一さんの「無伴奏」、ヴァイオリン演奏会です。
千々岩さんはパリ管弦楽団のヴァイオリン奏者で、当日京都でパリ管の公演が昼にありそのあとこちらでご自分のコンサートを・・大変そうですね(笑)。でも、好きなんでしょうね。
曲目は演奏会後にセットリスト(ポップスのコンサートのようだw)を渡しますとのことで、マスターの高田さんもあまりご存じない様子。
客席には、若い人からお年寄りまで結構バラエティに富んだ・・何人か楽器を持ってきているのはパリ管の人達?外国の方もいらっしゃいました。
バッハのパルティータから始まった演奏会は、2曲目またバッハのパルティータ?と思ったら違う曲に・・。目を白黒させていると、演奏後千々岩さんがイザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ2番の第1楽章です、と紹介・・この曲はグレゴリオ聖歌の旋律がくり返し現れてきて「呪われた」(だったかな?)感じが・・・とのこと。この曲の全曲を弾く合間に別の小品を挟んでゆきます、とのことでした。
そして、そこからはもう知らない曲のオンパレード。
LachenmannのToccatinaにいたっては、弓の束(というのかな)で弦を叩いて演奏する曲で、「この曲を演奏している間、車とか通らなければいいのですが・・」とおっしゃって始めようとした途端バイクが「ブブー」と通り、一旦ブレイク(笑)。通り過ぎてから「始めなくてよかったです」と一言、そして演奏。
↓こういう曲です。googleさんの先頭に出てきたのをリンク。
この曲を演奏すると、お客さんの集中が自分のヴァイオリンに集ってくるのを感じるそうです。
そして唯一「あ!知っている」と思ったのはシベリウスの水滴。庄司さんがN響とシベリウスのヴァイオリン協奏曲をやった時にアンコールで弾いてくれた曲で、僕は天井桟敷で聴いていました。あの巨大なホールに、今日聴いても「小さいな」と思う音が響いていたなぁ、とか思いながら。
千々岩さんの演奏は、なんというかしっかりした自分がどっしりとある感じの演奏。そんじょそこらのものには惑わされないぞ、という感じの確固たる演奏でとても安心して聴いていられました。同世代の人なんですね。
1時間程度の演奏会だったのですが、あっというまで最後に「小さい秋みつけた」をアンコールに演奏してくれて終りました。
演奏後、高田さんのお話の途中で千々岩さんまた出てきて、東京出身で東京にいることが多いのですが・・と前振りをして「こういう距離感で演奏会をさせてくれる場所がないんですよね。京都には高田さんがいらっしゃって、こういうコンサートを開かせてくれて、とても感謝しています」というようなことをおっしゃっていました。
僕もそう思います。ちょっと遠いけれど、モンタージュにはまた参りたいと思います。
そしてワインを一杯頂戴して、終電2本前の新快速で姫路へ。座っているのもツライ(笑)。結構調子悪いかもと思いつつ溝口の下宿着。でもまだ余韻がのこっていて、それを誰かに話したくてお嫁さんとskype。
転びさえしなければ、とてもいい一日でした。
転んだのは罰ですね、多分。もっとちゃんと仕事しろってことでしょうね。