最近のドーピング問題で思うこと

見てて思うのは、今年ツールドフランスを走れる選手ってもしかしたらいないんじゃないか?って思うことですね。
それ位ドーピングはこの競技においては当たり前だったんでしょうね。アマチュア主体から発達したスポーツとプロの世界が確立していた世界の違いなのだと思います。倫理観の違いというのでしょうか。アメリカのプロスポーツが長らくドーピングを見てみぬ振りを決め込んでいたのと同じではないかと思うのです。ステートアマがいてめちゃくちゃなことをしていた歴史もないですしね。

・・この点、グライダースポーツは平和ですね。体をドーピングしている暇があったら、グライダーメーカーに大金を積んで機体を更新(他のスポーツでいえば身体の入れ替えに相当するかな?)してしまった方が効果が大きいですから。昔、丸伊さんやMacが機体で5%(だったか?)性能差があったらもう歯が立たないっていってたのを覚えています。
もっとも、インゴ・レナーのDiscus aを前方に見失ったNimbus4もいるのですから、ウデも大事ですけれど。
(自転車な人への補足・・普通に飛べば、Nimbus4(滑空比60:1)がDiscus(滑空比42:1)に負けることはまずありません。・・滑空比はだいたい、です・・。このスポーツの用具の優劣が成績に占める割合は、自転車競技での自転車のそれの比ではありません。)