ジャンルカ・カシオーリのコンサート

一晩経って、そろそろ落ち着いてきたので・・。昨晩は帰宅したのがもう午前0時近かったし・・まだ終電には余裕があるけれど、庄司さんのコンサートの時より帰宅が遅かったかもしれませんね。

庄司紗矢香と全国ツアーをまわった、ジャンルカ・カシオーリのピアノリサイタルが11月8日に紀尾井ホールありました。発売されているCDの伴奏のピアノがとてもよかったので、10月の終わり頃にチケットを求めました。選択できた中では一番いい所を選んだつもりだったのですが(笑)。
場所はこんな感じ。↓

感じのいいホールですね。
登場したカシオーリさん、庄司さんとのコンサートの時と同じ黒のシャツに黒いズボン・・。低く遠い椅子に長身の体を座らせ、お背中をまあるくして静かに・・弾きはじめます。
最初のシューベルトはまるで隣の部屋で弾いている音を聴いているような感じ。僕は音を捕まえるのに必死で、結局この曲は終わるまでそんな感じでした。
2曲目のオリジナルの曲の前に、係の人が譜面台と譜めくり用の椅子を・・。再びケロちゃん譜めくりさんとともに登場!。うつくしい響きを追求したような曲で今度はよく響いてきます。・・耳のせいでもなさそうですね。
次のリストまでの曲間に左手の客席の扉が開いて、なんとあのケロちゃん譜めくりさんが客席に登場(笑)。僕のいるところ席の塊の一番前の左端に座って隣の人達と何やら楽しそうに話しています・・席から結んだ髪の頭のうしろだけ見えてる・・というわけで庄司さん発見(笑)。
次はリスト・・かっこよかった。・・どうも僕はリストを格好よく弾くピアニストが好きみたいですね(笑)。これで参りました。でも、姿をみていると・・淡々と弾いているんですよね。
後半は不思議な曲(アルベルト・コッラの夜想曲4番「月の虹」)とドビュッシーショパンでしたが、ドビュッシーがよくて、ショパンは落ち着いた感じ・・終わってほしくない感じでした。
アンコールは↓。

ドビュッシーの映像と、ベートーベンの何かと、・・もう一回出てきてくれました、バッハのヴァイオリンソナタチェンバロ編曲版。バッハがとてもよかった。
3回目のアンコールの後は立って拍手している人が多かったです。(僕も立って拍手してました。)
なんというか、よく考えて音を出しているように思いました。それでそれを淡々と演奏している感じがします。基本的に派手なアクションとかなくて、基本左の上の方の方をぼんやりと?眺めながら弾いている感じで、淡々と・・。
あまりにも(笑)よかったので、記念にサインをもらってきました。何か話をしたかったのですが・・言葉が出てきませんでした・・。今思うと「あのきれいな譜めくりさんはどなたですか?」位聞けばよかった(笑)。
まあいいや、と思って裏の四谷の方から出ようとしたら、目の前に小さい女性(笑)。「庄司さん・・ですか?」と確かめたらにっこりわらって「こんにちは」と。・・(笑)。僕もこんにちは、だけいって・・、会場をあとにしました。
・・なんていうか、普通の女の子だったのでほっとしたというか(笑)。