20のお手伝いに関宿へ

今日は関宿へ、20の組みにくいことの検証をするとのことでお手伝いに行ってきました。
伊藤さんと下和田さんが主体で僕はお手伝い。
関宿の運航は5日からとのことで、静かなエプロンで機体を広げます。誰もいないからなにに遠慮することなく広々と・・。

問題点は、以前飛ばしていた時に比べてメインピンがきつくて入りにくく組み立て・バラしに時間と労力がかかりすぎていること。
以前との変化点は胴体側の翼との接合ピンの交換。

最初に翼側の穴にメインピンだけを通してみてスムーズに入るかどうか。
入りました。フォーク形状になっている右翼が若干手応えを感じる程度で精度のいいピンの入り方をするので問題ないと判断。

次にOne man rig aidを使って、翼を入れて組もうとしたのですが、耐空検査の時にお手伝いしたときと同じように入りません。問題点は左翼が欲しいところまで入ってこない。何度かトライして・・ギブとのことでピン入れるのを僕に替わることになりました。

伊藤さんにも手伝っていただいて(というか伊藤さんも考えるところがあって手を出していただいた様子でした)、両翼を押し込む方向に少し力を入れてもらいフォーク形状の右翼の上・下反角の調整で左翼の根元側の穴とだいたい合わせてもらいメインピンを右翼入口側と左翼の穴に少し引っ掛けたところで、左翼の上・下反角の調整で左翼の端側の穴を右翼の穴と合わせて・・・メインピンを入れたらいい手応え!!。
あっさりと以前の感じに近い感じで挿入できました。思わず歓声をあげてしまいました。

思えばもうひとつ変化点があったことを見落としていました。
以前は人力のみ(2〜3人、だいたいは3人)で組んでいたのですが、一昨年の検査以降はIMIのPower Riggerを使って1〜2人で組んでいたのです。
その点は伊藤さんには大変申し訳なく・・余計なお時間をとらせてしまったと思います。

その後、組めた状況を確認して同じ条件をPower Riggerで出せるか検証。ピンはかなり渋くなるけれどこれなら組めそうだというところまではできました。
忘れないうちに何度か練習してもらい、もう無理というところで今日は終わりにすることに。

伊藤さんには接合ピンの内側にあるワッシャーについてシュライハーでサイズのバリエーションを用意しているか確認していただくことになりました。今は冬だから入りやすいのかもしれないし夏になったらまた入らないが始まるかもしれないので、そのときにどうするか考えることにしてまたしばらく様子を見ることになりました。

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運航していたら伊藤さんも忙しくてこんなことじっくりと見ていただくことも難しかったと思うので、この日で正解だったと思います。