プリペアドピアノ

代々木上原へピアノを聴きに行ってきました。
元々は12月の予定だったのですが、入国制限が厳しくなり演奏者が帰国の機会を失ってしまったため、この日まで延期になっていました。
北村朋幹さんの「Cage-Night」です。ジョン・ケージのプリペアドピアノのための作品を演奏するものでした。ちょっとだけYoutubeで見たけれど、とても不思議な・・。
この日はとても寒くて、冬の装いをしたお嫁さんと代々木上原で待ち合わせて、雨の中外に出てびっくり。坂の途中で無理やり作った感じの駅で。
目的のムジカーザは急坂の途中にありました。

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道の途中の看板が・・わかりやすいけれどダサい。(まいどあり)
こんなホールでした。

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右手奥に向かってお客さんの列が。自由席なので並んでいました。モンタージュを思い出す風景です。

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スタインウェイのミニグランドにビスやら何やらセットされていました。
とても使い込んだピアノで、スタインウェイのロゴも消えかかっている。ホールのピアノは僕らの席の後ろの方にしまってあったので、持ち込みのピアノでしょうか。
演奏は休憩なしの80分。息つく間もなく音の嵐で不思議な音色に圧倒されていました。
ピアノであんな音が出るんだ、ガムラン聴いているような感じだったり打楽器の音だったり(ピアノも打楽器か)、でもピアノの音色も残っているし出ているし・・。
とてもいい演奏会でした。こんなのはじめて。
ピアノの演奏で残響音まで聞かせる対象の音楽もあるんだなぁって、だからこれくらいのホールを選んだのかな?と思いました。
お嫁さんに感謝です。とても面白かった。