妻沼滑空場へ

母校の機体の面倒を見に行ってまいりました。
最近、「一体いつまで続くのだろう」と自問することしきりです。
でもまぁ、Kさんが「やって」という限りはやらなきゃあなぁって思っています。

朝から寒くて、上空は強風の空の色をしてます。9時過ぎくらいから吹くかなぁとおもっていたら、あっという間に7〜8m/sec。

書類をチェック。うーん、不足だらけだぁ。もうしょうがないから覚悟を決める。

そうこうしているうちに耐空検査員のご来場。
でも、これから第2滑空場へフェリーする機体が一杯で組むスペースが無い。
先に書類に目を通していただく。

フェリーが始まってスペースが空いたので・・と思っていたらKa6が索切れ。
230mで離脱したようだが、挙動があやしい。第2滑空場(すぐ風下なのだが)へ行く気のようだ。なに考えてんだろう。無事に降りたようだけれど、No Goodな判断だと思う。

1機目のASK23を見せながら組む。OKが出てトレーラーから離そうとしたら、あららタイヤに空気が入っていないじゃん。空気が入らなくて手間取っている。
待ってられないので、ディスカスを出して見てもらう。ヒマしてるOBの皆さんを動員。機体を組む。OKが出て飛行前点検をさせていると、再びトラブル。
「速度計が動きません、計器が壊れてます」・・はぁ?。
点検に出すために一度取りおろしているらしい。
でも、点検先(よく知っている)が計器を壊すことはまずありえないなぁ。
「ちゃんと配管間違えないでつけたかい?取りおろすときタグつけた?」
「はい」
見てみると・・あらら、動圧と静圧が逆についているジャン。
色分けしていないシェンプヒルトもひどいと思うけれど。
「このゼロリーダーに来ている配管の内容知っている?」
「しりません」
あららら、ゼロリーダーは速度を検知しなければスピード指示できないことぐらいわかってないのかしらん。
しょうがない、判らせるために手順を追おう。

「計器の動圧の入り口についているパイプを抜いて、動圧を直接吹いてごらん。」
「・・動きます。」
「計器はこわれていないね。」
「じゃあ次は静圧の入り口についているパイプを抜いて、機体の動圧口を吹いてみて動圧と静圧の両方のどちらから空気が出てくるかやってごらん。」
「・・こっち(静圧についていたほう)からでてきました」
「配管が逆についていたね」
「・・はい」
あーくたびれた。

検査飛行のため機体に乗り込んだKさんに「計器アウトでも飛べますよね」って冗談を言ったら真剣に心配していた。バリオの配管逆につけたまま3時間もソアリングした人がなに心配しているのだろうってちょっとおかしかったです。
ちなみに逆につけたのは学生の頃のワタクシです。

その後、検査員と差し向かいで書類をやりながら、不備指摘の嵐。ひたすら恐縮。宿題いっぱいでした。
それでも、何とか耐空証明書を頂くことができました。よかったよかった。

でも、現役の学生諸君がとても楽しそうにトレーニングしているのでよしとしましょう。いい環境作ってあげるのはオジサンたちの役目ですしね。

千葉に一度戻り、それから郡山へ行きました。
ゆうりがまた熱を出したのがちょっと心配。

さあ、あとは自分の機体だぁ。来週末穏やかないい天気にならないかなぁ。