昨日〜今日読んだ本

そんなわけで、特に昨日の日中は暇で・・本を読んでいました。
恩田陸の「蜂蜜と遠雷」です。
恩田陸直木賞受賞作で今話題の本なのだけれど、お嫁さんが恩田陸の熱心な読者で前回帰宅した時に彼女がちょうど読んでいて、題材が面白そうだったので「読み終わったら見せてね」とお願いしていました。
で、読みました。昨日1次予選まで読み、今日朝から検査にゆくまでに読みきってしました。・・面白かった。
なんというか、「ピアノの森」と「四月は君の嘘」を彷彿とさせる主人公達。でも僕がひかれたのは28歳のコンテスタント明石くん。2次予選で・・(いかん、ネタバレや)だったのだけれど、そこに至ることとかそこまで来た時の彼の心のうちとか、二つの漫画に共通して出てくる「忘れられるの?」という問いかけと同質のこととか、とても心に響きました。
4人の主人公達の内若い3人は実際に触れ合うようになるのですが、彼はその外にいてそれを見ていて僕らに教えてくれるようなところがあって、彼の目や耳を通して伝えられる演奏に耳を傾けていました。それがまた彼に共感するもととなったのかな?。
明石くんと一緒に聴いて、頭の中で音楽がいっぱい流れて、途中で読むのを中断したくない小説でした。こんなに一気に小説読んだのは久しぶりなのではないかな。
頭の中で音がなる程度に聴いている音楽達が多かったから、というのもあるかもしれないですね。
バラギエフのイスラメイは聴いたことなかったけれどね。結構ポピュラーな曲らしい・・本当に知らなかった(笑)。

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷