SZD-48-1のSB

機体を「ちゃんと」飛ばすためにいろいろ動いて頂いていて、とても感謝しています。
SBのリストとTCDを購入前の事前確認時に入手してチェックしたのですがやっぱり抜け漏れがあって、なんどもリストを作ってログと整備実施記録を当たってようやく把握できました。
なんでそんなことをしたかというと、まあ自身も有資格者ですし、仕事で今やっているのがQAと規格と安全なので遵法を外すとアイデンティティが崩壊するし。ああ、めんどくさいやつ>自分。現物はたぶん大丈夫なんですけれどね。
トドメは先日母校のクラブのメーリングリスト。こんな投稿がありました。
「無事技能審査に合格しました・・3000時間点検など、定時点検の時間を規定する根拠となる、一次情報の確認が不足しているとのご指摘をいただきました・・」
なんと、最近の自家用はこんなことまで聞かれるんかい、と思いました。
ありゃー、僕の機体彼らにダメ出されるな。
というわけで、整備と耐空検査をお願いしているJMGCの中澤さんには次から次へと難題をお願いすることに。

SZDー48−1はZakład Szybowcowy "JEŻÓW"(イエジュフ グライダー製作所?)という会社がTCを持っています。
PZLが2000年代に崩壊した時に、Allstar PZL Gliderという会社がSZD-48-3以降の売れ線のビエルスコのグライダーのTCを持って行って、残りの古いやつとワルシャワ工科大学系のグライダー(PW-5とか)がイエジュフが引き受けたようで・・。
なんだかイエジュフの様子をみていると、なんとなく旧富士重伊勢崎/現桐生工業伊勢崎工場みたいに思えます。
たまーにバスの保用品の材料を買ってくれるお客さんでしたが、ふる〜い工場で、定年もだいぶ過ぎた人が多くて(偏見?)。
ただ、新造もしているようですね。PWシリーズ。


当然レトロフィットのウイングレットとかの部品もここで作っているらしく、11月の時点で中澤さんに部品の発注をお願いし手配して頂いていたのですが・・しばらくなしのつぶて。
最近にSBの入手をお願いするようになって、中澤さんがあっちこっちに手を回してくださり、また連絡がつくようになったようです。

途中で気が付いたのですが、イエジュフはSBを「売って」います。上記画像がそのweb siteのコピーなのですが、ちゃんと書いてあります。
1ドキュメント25ユーロ+消費税?。
製造時以降に発行された有効なSBは全部買う方向で中澤さんとご相談し手配をお願いしました。全部で16文書。
そういうわけで最近深夜早朝に刺激的なメールがやってくるので寝不足です。
昨夜は見たけどその画面のまま寝落ちしていました。
3月1日から勤務が通常に戻り管理部門の時差(早出)出社がなくなったので、朝のメールは余裕なんですけれどね。
確実に前へ進んでいます。