2次会のつづきです

で、たかしさん引率で、S鳥さんと僕の3人で走ったのです。
たかしさんがコースを逆走して坂から降りてきた時には、それは感動ものでした。

この例えはグライダーやっている人にしかわからないのだけれど、サーマル(上昇気流)の下の方で上がれずにもがいている時に、上からMAC(市川展さん=世界選手権7位のトップパイロット)がエアブレーキを全開にして降りてきてくれた時のような感動でした。
・・これで先へ行ける!って。

坂の途中でスタンディングで止まってくださったり、そのあとそのまままた登り始めたのには目が点になりました。

坂はリズムで上りましょう!、勢いで登らない!、自分のペースで登ればいいのです、登りで遅れても自分のペースを守って登れば登った後に早く回復して追いつけます!!

僕は神崎コースは半分までしか行った事なかったのでその先は未知の世界。
しかし千葉の典型的な谷津の地形をまあ丁寧に突っ切ってゆく(登って下っての連続)コースに目が回りそう。

止まりそうになると「押し」が入る!しかも3回くらい連続で。
しまいには後ろを何枚か重くして先行するS鳥さんに追いついて追い越したりして。
「えー!!どーしたんですか!!!」ってS鳥さん。
「いや、あの・・ロケット付だったので・・・」と変な言い訳。

ちなみにS鳥さんはたかしさんの押しが入りそうになると逃げていたみたいで・・。すごいなぁ。

僕がまた禁断のフロントインナーに入れてしこしこと回して上がってゆくと、
「あ!それいいなー!!」とS鳥さん。
僕的には42Tのまん中のリングが中途半端でちょっと不満なのですが、確かにこう坂が続くとフロントインナー38Tではきついのかもしれませんね。

そうしているうちに、噂のコンクリートの激坂が見えてきました。
これは階段?と思いたくなるような傾斜ですね。子供のころ三ツ沢あたりのコンクリート舗装の坂ってみんなこんな感じの坂だったなぁと思いながら近づく。あれを登るのかぁ。

坂の手前で沿道の人に声をかけられて、たかしさんが派手なリアクション!。
おかげで思いっきりリラックスできました。

坂が始まる。
「リズムで!」とたかしさん。
無理をせずに一番軽いギアで回す。でもきつい。立ちこぎしたいけれど膝が不安で立てない。
止まりそうなのを見かねて、たかしさんがリズムを取ってくれる。とてもにぎやかで楽しくなる。少し持ち直す。

でも、長く続かずに坂の半分を過ぎたところで回転が落ちてきて耐えられずに足を着いてしまいました。残念。くやしい。
押して上りました。


それからしばらく行ってS鳥さんが「ここまで来た〜!!」って雄叫びを上げた先に折り返しのコンビニがあり、皆さんくつろいでました。

僕はまずはコーラを一気飲み。ほとんど空になったボトルに水を足す。

そして再び出発。
しばらくは着いてゆけたし、立ちこぎしても大丈夫になってきた。
けれど、やっぱり千切れる。今日いつもより絶対早いよ。

で、やっぱりS鳥さんと二人旅。
すこしお話をする。
朝練に出始めたのはいつごろだったとか、自転車始めたころの話しとか。

ゆめ牧場へ向かう坂を上り始めると、再びたかしさんが降りてきてくれました。
で、ゆめ牧場へ行くことがわかったときのS鳥さんの「アイス!アイス!」といってペースアップしたのにはアイスクリームの威力を推し量る上で十分なものでした。
(アイスはとってもおいしかったです。)

ゆめ牧場で、たかしさんが後半のこりをS鳥さんと僕のペースで引率してくださることになり、とても頭が下がりました。ありがたいなぁ。

それからは面白くって・・。
いろいろなお話を聞きましたが、どちらかというと常に僕が千切れそうだったので後ろにずっといましたので聞けないこともしばしば。

最後の坂で、
「この坂はゆっくり上りましょう、3km/h位で!」とたかしさん。
倒れるんじゃないかと思ったけれど、意外と出来るもんです。でもももの裏の筋肉がつりそう。
「どこがつりそうですか!」とたかしさん。
「ふくらはぎ!」
「ブブー!!」
ふくらはぎがつるのは足の使い方が間違っているとのこと。そうか。やっぱり間違っていたのだ。納得。
ももの裏がつるのが正解だそうで。・・今回は正解だったようです。

勾配がゆるくなって平坦になってもゆっくり走る練習が続きました。
さらに、白線の上を走ってみましょう!とか難易度が上がる。
ブレーキは使わないで、クランクを回して、ハンドルで方向をとらないで、バランスで!
難しー。
倒れそうになって踏み込んでしまい、前を行くS鳥さんに当たりそうになったりして、・・ごめんなさい!。

上のコンビニでやはり先行の人たちが待っていてくれました。
「すぐ出発できますよね!!」とたかしさん。もちろんです!。
空になったボトルに水をいれてすぐ出発。

最後、前の人たちをまた前方に見送ったあと、たかしさんがおっしゃるには、
「ゆっくり走る練習をしてバランス感覚を養う」
「人と話せるくらいのペースで長時間乗り続け、体を作る」
「自転車に使う筋肉は自転車に乗れば鍛えられる」
「意識してある程度の距離を連続してドロップハンドルを握って走ること。」

ゆっくり走れれば、早く走ったときの安定度が違ってくるとのこと。

なるほど。

最後きっちりとクールダウン。双子公園に着きました。

(懲りずに続く・・おねむです。)