紀尾井ホールとシステム屋さんとの打ち合わせ

昨日は、東京でシステム関係の打ち合わせ。午前中で終わると思っていて、午後予定を入れていたのですが、甘かった。午前中で終わる訳もなく、いったん中座して、外せない1件の訪問をこなして再び打ち合わせ。
結局、今のつなぎのシステムを運用して見えてきた事を元に提案したことが、ちゃぶ台返しだったみたいでした。でも、ひとつひとつほぐしてしくみに乗っけてゆく姿勢とか、色々得る所も多かったと思います。
で、5時過ぎまでずーっと打ち合わせ。終わって、千葉に様子を聞く電話をして、1件の苦情の処理を電話で相談しつつ、誘導した訳でもないのですが想定していた落としどころにおちついて一段落。
それにしても、外部からどんどん新担当者を全面に引っぱり出していってくれる状況はとても好ましいですね。僕やなヤツだし(笑)。


そして、6時には会社を出て赤坂見附へ。外堀を渡って、ホテルの横を抜け、上智の坂を登って紀尾井ホールへ。丁度開場した頃に到着。
重いPCの入った鞄と上着をクロークに預けて席へ。
席はこんな感じの所↓。

演目は、小菅優の独演会で、ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会の第6回だそうです。
曲目は、
ピアノソナタ第8番ハ長調Op.13「悲愴」
ピアノソナタ第4番変ホ町長Op.7
ピアノソナタ第22番へ長調Op.54
ピアノソナタ第23番へ短調Op.57「熱情」

いつものように残念な僕の耳は1曲目は音に慣れずに耳の中で音が割れます。楽しみにしていた悲愴ですが・・あらためていつかもう1回聴きたい・・。でも、ゆっくりとしたテンポで優しい演奏でした。
4番になる頃には耳も慣れて、楽しそうに演奏する小菅さんが印象的でした。とても楽しい曲。
休憩をはさんで、22番、・・これがとても・・とてもよかった。この曲聴いたの初めてだったので・・たぶん熱情は凄そうだったから、逆にこれで終わりと言われても満足な位浸ってしまいました。
でも、許してくれません(笑)。それで熱情で圧倒されて・・。後半はずっとバルコニーの手摺にもたれかかって、前のめりで聴いていました。
もう、十分だったのだけれど、3回目のカーテンコールで明るくなっても良かったのだけれど、アンコールを弾いてくれました。あ、聴いたことがある曲、・・気に入っている曲!。
やさしく、落ち着かせてくれた演奏で・・こういうこともできるんですね。・・なんか女の子とおしゃべりをしている気分でした。とても楽しかった。
僕は演奏のことよく知らないからあれがよかった、あれがわるかったってあまり表現出来ないのですが、いやな音の聴こえてこない、そしてとても流れるような演奏だったなぁ。ここちよかった。難しそうで、他のピアニストの録音を聴くとすこしたどたどしくなってしまうところもさらっと弾ききってしまうし、音量の大きいほうはもちろん、小さな音もきれいに響かせてくれる演奏だったと思います。
アンコール↓

終演後、サイン会があったので、またついつい並んでしまいました。奥華子のおかげで(笑)、本人を前にしてもちゃんと言葉が出るようになりました(笑)(笑)。
「今年は水戸はないんですか?」新ダヴィッド同盟のことです・・、ちゃんと解ってくれて、聞き返してくれて今年はスケジュールが合わなくて来年になってしまったとのこと・・残念ですけれど、楽しみにしています、昨年のそれで小菅さんを聴いて(庄司さん押しで行ったけれど(笑))、今日来ようと思った事とかをお話して、サインを頂きました。
雄弁なピアノの演奏とは全然違う声のトーンにもびっくりで、とても楽しい夜でした。
頂いたサイン↓

購入したCD↓